外貨預金は分散投資で

外貨預金に投資する妙味は、日本円の預金金利と外貨預金との金利差である為替差益にあります。そして、そのダイナミズムはなんといっても為替相場の変動にあるといえます。それだけに、外貨預金への預け入れ後、大幅な外貨高・円安が訪れれば、収益率が年率で10パーセント以上を超えることも可能です。一方、逆に極端な円高・外貨安になってしまうと、元本すら割れてしまうこともあり得るのです。外貨預金において、ドル高・円安またドル安・円高のケースが預け入れ期間中に来た場合を、あらかじめ想定しておくことは必要です。また、先物為替予約を入れておいたケースでも、外貨預金での為替の大まかなダイナミズムや流れについて、できるだけ簡単に理解しておく必要があるでしょう。

外貨預金 用に用意した資金はすべてを一度には預け入れないということは鉄則です。つまり、資金を数回に分散するのが賢明な方法です。例えば、外貨定期に資金を預けるとき、すべての資金を1回で預けずに3回に分けて分散すれば、為替レートを平均化することができます。この結果、一番円安の時点ですべての資金を預けてしまったといった事態が避けられます。外貨預金だけでなく、この方法はさまざまな外貨建て投資を行なう場合に役立ちますので、絶対に覚えておいてください。

外貨預金では為替差益が大きな魅力であると同時に、為替差損というごリスクがあります。満期時点の為替椙場が外貨預金に預けた時点よりも円高になっていれば、その時点で為替差損が発生して元本割れになってしまいます。

外貨預金においては、定期を普通預金に振り替えたり、別の同通貨の外貨預金に切り替えることによって、元本割れを防ぐことができます。また、将来、円が良くなる可能性があれば、円建てでの含み値がさらに膨らむ可能性があることを忘れないでください。ただ、単純に外貨のまま持っていれば損がなくなるという考えは間違いです。

外貨預金は今後の相場の見通しなど十分検討したうえで、外貨から外貨への切り替えを行なうべきです。時と場合によっては、損切りの勇気を持つことが必要なこともあります。実際、見切り時を誤って、さらに悪化するといったケースもたくさんあります。個人が外貨のまま持ち続ける行為は、企業の為替期日の延長と同じという意識を持つことも、外貨預金を考えるのであれば必要です。