外貨預金といってもとりたてて難しく考える必要はありません。基本的には普通の銀行が扱っている円預金とほとんど変わらないのです。つまり、外貨で預金をするという点で円預金と異なりますが、違うのはその点だけです。外貨に交換する手続きなどは、外貨預金の申し込みをすれば銀行が行なってくれるのでとくに問題はありません。従って、外貨預金開設の一般的な手順はごく簡単なものです。本人確認の書類と印鑑と、普通預金の場合は1通貨単位相当の円、定期預金の場合は最低預入外貨相当の円があれば大丈夫です。
外貨預金には円で預金した場合にはなかったリスクなどがあります。こうした点について知っておいた方がよいでしょう。また、外貨で預金する以上はなんらかの目的があるはずですから、その目的意識をしっかり持つことも重要です。例えば、投資目的なのか、将来外国に移住するからなのかといったことがそうです。そうした点を十分考えてから預金しないと、思わぬ損失をこうむることがあります。そのためには外貨預金の仕組みや種類について知る必要があります。
外貨預金とは自国通貨である円以外の通貨で預金をすることです。いうまでもありませんが、各国にはそれぞれの国の通行があります。アメリカは米ドル、ドイツはマルク、イギリスはポンド、フランスなら仏フランです。こうした外国の通貨での預金を外貨預金と呼ぶわけです。外貨預金をする際には、円を外貨に交換します。そして、その外貨で外貨普通預金や外貨定期預金をすることになります。当然、外貨預金を取り扱っている銀行でしか外貨預金はできませんが、日本の銀行または外国銀行の日本支店のどちらでも可能です。
外貨預金を扱う外国銀行は、実際には東京支店だけのところも多く、日本の銀行のように国内のいたるところに店舗があるわけではありません。しかし、一部のところでは、郵送でのやり取りで外貨預金をすることが可能で、その気になればどこに住んでいても外貨預金はできます。
外貨預金は改正外為法の施行にともない、99年4月から海外の銀行に、外貨でも円でも預金口座を持つことができるようになりました、一部の銀行では、国内でも手続きが可能なところも現われ始めましたので、必要があれば利用してみてはいかがでしょうか。